ヒト由来の腸内細菌 コッカスAD株

腸内細菌と健康

腸内細菌はカルシウムの働きを助けます

カルシウム不足は深刻です

最近、転んだだけで骨折してしまう子供の問題、骨粗しょう症患者の増加の問題が深刻化しています。これはカルシウム不足が大きな原因です。実際、国民栄養調査の結果でも、日本人に足りない栄養素の一つとなっています。カルシウム不足は、骨がもろく折れやすくなるばかりでなく、高血圧や動脈硬化、糖尿病を促進させたり、神経過敏になり「イライラ」させたりします。カルシウムは、私たち人間にとって大事な栄養素(ミネラル)の一つです。

カルシウムの働きを助ける腸内細菌

カルシウムを摂取すればするほど、体内にカルシウムが吸収される量が増えるとは限りません。このカルシウムの利用率と、その働きを高めるためには、カルシウム・マグネシウム・ビタミンC・ビタミンD・腸内細菌の組み合わせが重要となります。また、ミネラル(カルシウム、マグネシウム)とビタミンと腸内細菌は単独で働くのではなく、それぞれが相互に働きを高め合う性質があります。つまり、その組み合わせ方が重要となります。
カルシウムとマグネシウムは一緒に働いて健康な歯や骨をつくり、心臓や血管の健康を維持しています。ビタミンCはカルシウムの働きを高めます。また、ビタミンDはカルシウムを運び、沈着させるためになくてはならないものです。そして腸内細菌は、いろいろなビタミンをつくり、カルシウムなどのミネラルの吸収や余分なミネラルの排出に役立っています。

腸内細菌と各種ミネラル・ビタミンは、密接な関わりを持ちながら私たちの健康維持に関与しています。腸内細菌はいろいろなビタミンをつくり、私たちに供給しているのと同時に、食品から摂取するミネラルやビタミンなどを代謝し、その形や働きに影響を与えます。

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