ヒト由来の腸内細菌 コッカスAD株

まず「菌」のお話

善玉菌・悪玉菌・日和見菌

腸の中にはたくさんの「菌」が生息しています。
一般的に、大きく「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3つに分類されます。

善玉菌

乳酸や酢酸をつくり、悪玉菌の増殖を抑制し、腸内環境を整えます。
消化吸収を助けたり、病気への抵抗力を高めるなど、身体に良い影響を及ぼします。

*乳酸菌、ビフィズス菌、フェカリス菌、ロイテリー菌、アシドフィルス菌など

悪玉菌

たんぱく質を腐敗させ、腸内をアルカリ性化させます。
アンモニアや硫化水素などの腐敗物質や、発がん性のある毒性物質をつくります。
下痢や便秘、炎症を引き起こすなど、身体に害を及ぼします。

*大腸菌、ウェルシュ菌、ブドウ球菌など

日和見菌

善玉菌が優勢なときはおとなしく、とくによい働きもしなければ、悪い働きもしない無害な菌ですが抵抗力が弱まるなどして悪玉菌が優勢になると、悪玉になびき有害な働きをします。

*バクテロイデス、ユウバクテリウム、嫌気性連鎖球菌など

理想のバランス

悪玉菌には悪いイメージがありますが、肉類などのタンパク質を分解し便として処理排泄するといった大切な役割も担っています。
また、善玉菌の中には怠け者の菌もいるため、悪玉菌の存在は、そうした菌の活性化にも役立ちます。
腸内フローラの理想的なバランスは、善玉菌20%:悪玉菌10%:日和見菌70%と言われています。
善玉菌が増えると悪玉菌が減り、善玉菌が減ると悪玉菌が増えます。
善玉菌と悪玉菌のバランスを整え、日和見菌を善玉菌の味方につけることが大切です。

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